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2015.03.21
『へうげもの』の古田織部
GC版は合戦が5日目に突入してますが、若干間延び気味。
というわけで今日は戦国漫画でも紹介しまーす。
これも有名でしたが食わず嫌いだったこちら!
へうげもの(1)
NHKアニメ化されたので、かなり有名ですね。
小難しそうで嫌煙していたのですが、読み始めるとその面白さにやられましたー。
他の戦国漫画だとほとんど出てこない人がたくさんでてきて、楽しめますし、何より小難しいくない。
茶道の世界を説明しながらも、茶器をお宝的なものに置き換えていて、かつ焦点は武士でもある主人公の物語中心で読みやすいです。
また、細かい茶道の感性を「ぱあっと」や「どやっと」など、擬音で表してるのが何ともわかりやすくて、おもしろかったです。
では、いつものように漫画に出てくる方の紹介から。
まず、主人公のこの方

この方のキャラクター、すごくいい。
戦国のキャラってだいたいが強かったり、非情だったりと
いい意味で人並み外れた人物が多いんですが
へうげものの主人公の古田さんは、人間味あふれてます。
逃げる敵の大将から茶器を譲られて逃げがしたり、
調子に乗って失敗したり、逆に奮闘して成功したり。
等身大のキャラクターです。
武士としては全然すごくないんですが、魅力にあふれてます。
久しぶりに読んでいて新鮮な主人公でした。
ちなみに古田織部の織部って、官職の名前なんですね。
その他にもこちらの方々がよく出てきます。

古田さんの義兄、奥さんのお兄さん。
最初から中川家に頼りっぱなしです。

古田さんに茶器をあげた隙に逃げる人。

古田さんの義弟で、たびたび登場。

後半、古田さんにあこがれる若い武士役。

わびの境地を教えてくれる仙人みたいなおじいちゃん。
ちゃんと秀吉のお茶会もありました。
もちろん、茶道といえば、この方も

古田さんの師匠で、わびと黒の茶器は物語の中心です。
利休さんが死ぬところはほんと、必見。泣きます。

茶人ではないんですが、豊臣秀吉の小飼として後半登場。
どういういきさつなのか、なぜか「ちょっちゅね」を連発します。
そのほかにも言葉的に
数奇者だったり、九十九髪茄子だったり、台子点前だったり、
のぶニャがでお馴染みの言葉がたびたび登場してきます。
まだ半分ほどしか読んでないのですが
本能寺の変の少し前から始まり、もう豊臣の天下になってます。
他の漫画では大々的にやるところを駆け足でやってしまうので
これから十数巻、どこをやるんだろうと不安になる……。
のぶニャがで茶人にお世話になっている人、
少しじっくりと漫画を読みたい人、
少し馬鹿で茶目っ気のある主人公にぷぷっと笑いたい人、
にお勧めです。
1巻は電子書籍なら期間限定で無料だったりすることがあるようなので
気になった方はぜひ読んでみてください。
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